*新型コロナが教えてくれたことシリーズ第三弾*
周りに「いびき」や「慢性的な鼻炎」で悩んでる方はいませんか?
私の息子は幼稚園に入ったころから、爆音の「いびき」をかくようになりました。
また娘は小学2年生の秋頃から急に「鼻が詰まって匂いがわからない」と言うようになり、3年生の健康診断で「アレルギー性鼻炎」と診断されました。
ずーっと何年間も気づかずにいたのですが、、
正直、すべての人に当てはまるのか?は…私にも分かりません!
ただ「卵」の摂取量を控えたことで、息子の「いびき」も娘の「鼻づまり」も、今は完全に治っています。
- 娘も息子も「卵」のアレルギーは持っていない
- もともと「卵」は多くても1日1個までと制限していた
- 症状は異なるけれど「卵」の量を減らしたら、娘も息子も症状が完治した
子どもたちに症状が現れてから、完治に至るまでの数年間をまとめました。
私たちと同じ悩みを抱える方が問題を解決するヒントになれば幸いです。
いびきの原因に気付いたキッカケ
新型コロナの影響で小学校が休校になっていた3カ月間、私は子どもたちに料理を教えていました。
一時期はランチ当番を決めて、それぞれ自分が好きな料理を家族にふるまうのが日課になっていました。
甘党で肉食女子な娘は丼ぶり飯、卵が好きな息子はオムライスや卵焼きをよく作ってくれました。
そんなある日、私に叱られた息子が、自分で作った卵焼きを一人で全部食べてしまった日がありました。卵焼きにはMサイズの卵が2個使われています。
その数時間後に息子が「鼻が詰まって息が苦しい」と訴え、滅多にしない昼寝をしました。
普段に増して大いびきをかきながら寝ている息子を見て、私の中に初めて「?」と疑問が浮かびました。
息子の「いびき」発症時期
息子は3年間、お弁当を持参する幼稚園に通っていました。
色どりが良く息子の好物である「卵料理」は常に定番!
特に小麦アレルギーを発症してからは、毎朝のお弁当作りが食材選びとの闘いで…
当時はまったく意識していませんでしたが、
息子がいびきをかくようになったのは、幼稚園に入ってからです。(音に敏感な主人が何度も目を覚ましていたので記録が残っていました)
ただし息子は食物アレルギーの検査を何度も受けています。
なので、まさかまさかっ!
「卵」と息子の「いびき」を関連付けて考えたことは、過去に1度もありませんでした(泣)
娘の「アレルギー性鼻炎」発症時期
娘は乳児期に「生卵」の軽度アレルギー反応(レベル1)を示したことがあります。
そのせいか、小さい頃から卵料理を好まず、マヨネーズは未だに食べません。
ところが娘が2年生のとき、学校の給食センターが建替えのために約半年間「お弁当」を持参することになると…
と言ってきました。
少し驚きましたが、毎日の献立に困っていた私は喜んで了承しました。
すると(これも今になって思い返せば…ですが)
まさにお弁当が始まった秋頃から娘が「鼻が詰まって匂いがわからない」と言い出し、半年後には「アレルギー性鼻炎」と初診断されてしまいました。
アレルギー性鼻炎の真実
娘を初めて耳鼻咽喉科に連れていったとき、何より驚いたのは処方された薬の量の多さです。
娘は花粉症の疑いも指摘され、舌下免疫療法も勧められました。
が…!!
私はどうしても、子どもに毎日薬を飲ませる生活を受け入れられず、1週間で薬を止めました。(耳鼻咽喉科にも2度と連れて行きませんでした。)
5月後半の運動会シーズンになると、娘の鼻詰まりは自然に治りました。
拍子抜けした私は医師に腹を立てながらも「やっぱり花粉症だったのかなー?」くらいに(当時は)軽く考えていました。
慢性鼻炎が治った友人の話
大人になって知り合った友人に、子どもの頃から酷い「鼻炎」に苦しんだ人がいます。
学校に「箱ごとティッシュ」を持ち込むほど重度の鼻炎に苦しんできた彼は、
大人になってからIgG抗体検査を受けて「卵」と「乳製品」の遅延型アレルギーだと判明したそうです。
日常的に食べていた「卵」と「乳製品」を止めると、嘘のように「鼻炎」が治まり、さらに諦めていたアトピー性皮膚炎もかなり改善した!と喜んでいました。
遅延型アレルギーとは
遅延型アレルギーは、特定の食品を食べると数時間後、もしくは翌日や翌々日に何らかの不調な症状が現れる疾患です。
一般的に知られる即時型の食物アレルギーとは異なり、血液検査(IgE抗体検査)に反応しないため、原因を特定するのが難しいと言われています。
また「遅れて発症する」「重篤な症状は出にくい」「症状が幅広く人によって異なる」といった特徴があるので、本人が遅延型アレルギーだと気づいていない場合も多く、世界的にあまり認知されていないのが現状です。
今では日本人の2人に1人が、花粉症やダニアレルギーなど何かしらのアレルギーを持っていることが分かっています。 「食物アレルギー」も増加傾向にあり、特にアナキラフィシーショックを起こす患者さんの増加が懸念されています。 アレルギー[…]
「卵」との付き合い方
子どもたちの「鼻詰まり」や「いびき」の原因が「卵」かもしれないと気づいたとき、我が家ではすでに「小麦」「牛乳」「大豆」を極力食べずに生活していました。
そこに加えて「卵」までやめるとなると…
そこで私は「卵」に関して、新たな3つのルールを決めました。
- 「平飼い卵」を選ぶ
- 「NON-GMO」飼料の卵を選ぶ
- 卵の摂取量を基本、1週間に2個までにする
「平飼い卵」を選ぶ
ケージ(かご)に入れず、自由に動き回れる環境で飼育された鶏が産んだ卵を「平飼い卵」と呼びます。
鶏卵の表示に関する公正競争規約及び施行規則 には下記のように記されています。
卵のパッケージに「平飼い」と表示するためには、「鶏舎内または屋外で鶏が自由に地面を運動できるように飼育」することが必要です。
平飼いは手間もコストもかかり効率的ではないので、多くの鶏はバタリーケージで飼養されているそうですが…
今まで気に留めたこともなかった「平飼い卵」、探してみると最近は多くのスーパーで売られていました!
ニワトリの悲しい現実
日本で飼われている採卵鶏(ニワトリ)の9割以上は、ワイヤーでできた金網のカゴ「バタリーケージ」の中で飼養されています。鶏が2~3羽入ったケージが何段も積み重なって並べられ、多くの鶏は自由に地面を歩くことなく一生を終えます。
狭いケージの中で脚が折れたり、病気で衰弱したり、卵を産み続けることで生殖器がダメージを負い腫瘍を患うなど、環境は劣悪だそうです。
「卵」は戦後から70年以上、販売価格が変わらない「物価の優等生」といわれ、低価格&大量生産を維持するために、養鶏家は現状を改善できずにいるようです。
バタリーケージの使用は、世界的に禁止する動き(平飼い等へ移行)が活発になっています。
日本は世界の流れに後れを取っていますが、それでもIKEA やスターバックス など、ケージフリーを宣言している企業も増えつつあり、少しずつ変化の波は起きているようです。
日本のケージフリー宣言企業一覧を見る
グルテンフリーを始めてから取り入れたものの1つに宅配サービス「パルシステム 」があります。 息子が小麦アレルギーを発症して間もない頃、スーパーで過呼吸になりかけるほど商品選びに困窮していた私は、藁(わら)にもすがる想いで「パルシステ[…]
「NON-GMO」飼料の卵を選ぶ
遺伝子工学の技術を用いて遺伝子を操作された作物を、通称「GMO(Genetically Modified Organism)」と呼びます。
アメリカを筆頭に、遺伝子組み換え作物「GMO」は年々増加していて、日本は遺伝子組み換え作物を「栽培」はしていませんが、大量に「輸入」しています。
日本で使用が認められている「GMO」は8種類(325品種)あり、日本人が1年間に消費するGM作物の量は、なんとお米の年間消費量(約800万トン)の2倍以上なんだとか!!
※「NON-GMO」飼料の卵とは、遺伝子組み換えされていない飼料を食べて育った鶏が産んだ卵のことです。
遺伝子組み換え作物の怖さ
GMOに対する規制は世界中バラバラで、現在も賛否両論あります。
その中で最も懸念されているのは、人体への影響が実証されていない点です。
- GMOに含まれる除草剤が人体に残留することで、ガンの発生確率を高めるのではないか?
- GMOが体内に入ると、アレルギーの原因になるのではないか?
このような指摘は各国の医師からあがっていますが、厚生労働省はそれらを否定しています。
また遺伝子組み換え作物には、表示義務のない食品が数多く存在します。
- 家畜の飼料すべて
- 原材料のうち、4番目以降のもの
- 原材料のうち、総重量の5%未満のもの
- 法律で原材料を表示しなくて良いと定められているもの(油・添加物など)
- 加熱や加圧等の加工処理によって遺伝子が検出できないもの(しょうゆ・糖類など)
残念ながらGMO情報に関して、私に真偽のジャッジはできません。
ただし、60年前の日本にほとんどなかった「アレルギー」が、現在は「2人に1人の割合」で増加しているのは事実です。
卵を食べる量を制限する
これまでは1日に1人=1個だった「卵」を、1週間で1人=2個に変えました。
現在3人で生活しているので(主人は単身赴任中)パルシステム で6個入りの卵を1パック購入すると、ちょうど1人=2個におさまります。
グルテンフリーを始めてから取り入れたものの1つに宅配サービス「パルシステム 」があります。 息子が小麦アレルギーを発症して間もない頃、スーパーで過呼吸になりかけるほど商品選びに困窮していた私は、藁(わら)にもすがる想いで「パルシステ[…]
誕生日やクリスマス、来客があるときなどは近隣のスーパーで卵を買い足すこともありますし、外食したときは何でも好きなものを食べます。
なので外食やイベントが続くと息子のいびきが復活することはありますが、日常生活に戻すとすぐに治ることがわかりました。
また娘の「鼻炎(鼻詰まり)」もお弁当を持っていた時期だけだったので、我が家に限っては…(!)
この結論に落ち着きました。
さいごに
卵は、オムライス・目玉焼き・ゆで卵、ケーキにプリン、すき焼きのタレからハンバーグ(つなぎ)まで、私たちが自覚している以上にたくさんの料理に利用されています。
卵料理って美味しいですよね。
でもその「卵」が、遺伝子組み換え飼料を与えられた
そんな風に、考えるようになりました。
アレルギー症状が出ているとき、身体の内側は臓器が
臓器が浮腫むと気管を圧迫するので、鼻が詰まったり、身体が重たく感じたり、ひどい場合は呼吸困難(アナフィラキシーショック)を引き起こします。
いびき防止グッツは、日本国内で右肩上がりに売れているそうですが…
まずは「卵」をやめてみませんか?
子どもに多い「アレルギー性鼻炎」、離婚問題まで発展しかねない「いびき問題」、
もし原因が日々の食生活にあるとしたら、無料で今すぐ解決できるかもしれません!
私たち家族の経験が、同じ悩みを持つ方々の問題を解決するヒント(糸口)になれば何よりです。