毎月赤字で、生活ギリギリの我が家が海外旅行を決めたのは、小4にあがった娘の発言がキッカケでした。
それまでは、本人にやりたい気持ちが芽生えるのを待とうと思っていたのですが、英語に対する苦手意識が芽生えてしまうのは避けたいと思いました。
海外旅行は費用もかかるしパスポートも必要で、決断するには勇気がいりました…
が！貯金を崩し、ボーナスをつぎ込んででも、子どもを英語圏の国へ連れていこうと決めました。
小学生の子どもを海外に連れて行くメリットは「英語」以外にもたくさんあったので、旅行の経緯とかかった費用までをまとめてご紹介します。
海外旅行のメリット
私も昔そうでしたが、小学生に「英語を勉強しなさい！必ず将来の役に立つから」と説明しても、きっと多くの子どもはイメージがわかないのだと思います。
親の言葉は何となく理解しても、いつ使うかわからない英語を「今がんばって覚えよう！」とは残念ながら思えないのです。
でも実際に、英語を話すカッコいい外国人にたくさん出会うと「この人たちともっと会話をしてみたい」という気持ちが、子どもの中に自然と芽生えたようです。
- 「英語」を話す人たちと実際に会うことができる
- 「英語」への印象が、勉強からコミュニケーションツールに変わる
- また行きたい！と思う気持ちが「英語」を学ぶ原動力になる
- 世界のニュースに興味を持つ
- 日本の良いところに気付く
海外旅行の候補地
英語圏に行く！と決めた後も、どこへ行くかはしばらく悩みました。
最終的に、時差が少なく（マイナス1時間）飛行時間が短くて（約6時間）、動物も海もある「オーストラリアのケアンズ」に決めました。
他に候補地に挙がっていたのは・・
- グアム
- サイパン
- ハワイ
- ニュージーランド
- シンガポール
海外旅行後の変化
オーストラリア旅行以降、娘と息子は必ず「オーストラリア」と聞くと「ん…？」と耳を傾けるようになりました。
特に2019年9月に発生したオーストラリア森林火災には強い関心を示し、地球温暖化や環境破壊にまで興味を持つようになったのでビックリです。
実際に海外へ行くことで、このような変化が子どもの中におきることは全く想像していなかったので、思わぬ副産物でした。
英語を学ぶモチベーション
日本に戻ってきてすぐ「英語を話せるようになりたい」と、自分たちの意思で英会話教室に通うようになりました。さらに最近は
と発言するようになり驚きました。
オーストラリアで経験した楽しい思い出が、英語を学ぶ最大のモチベーションになっているようです。
改めて振り返ってみると、最大のポイントは、とにかく家族みんなで最高に楽しむことだったように思います。
旅行してから既に1年がたちますが、未だに「オーストラリア楽しかったね」「また行きたいな」と口にしています。
旅行にかかった費用
私たちは日本旅行のファミリー向け海外旅行商品「夏のふぁみバケ」を利用しました。
大人1人に対し子ども1人の旅費が半額、さらに出発日の60日前までに申し込むと大人6000円・子ども3000円～の割引があるので、かなり格安で行くことが出来ました。
ケアンズ6日間：57万3650円（家族4人分）
（往復の飛行機代・滞在中のホテル宿泊費・空港からホテルまでの送迎付き）
- 大人の旅費：196,000円 – 6,000円 = 190,000円 × 2人
- 小人の旅費： 98,000円 – 3,000円 – 1,500円 = 93,500円 × 2人
- 大人空港税：11,270円 × 2人
- 小人空港税： 6,280円 × 2人
- 医療用保険： 4,900円（家族4人分）
※ミベリィカードを利用して、ここから旅費の5％（2万8450円）がさらに割引
その他ツアー代金：14万3892円
- キュランダ村（スカイレール＋列車）
- 動物探検どきどきツアーズ
- Tjapukai Night＋キラキラナイトドライブ
- フィッツロイ島 1日滞在（シュノーケリング付）
- ミコマスケイクルーズ（シュノーケリング付）
オプションツアーはインターネットで探して事前に個人で申し込んだものと、ケアンズ現地で申し込んだものがあります。
日本旅行「ふぁみバケ」シリーズについて
※新型コロナの影響で、2020年の「ふぁみバケ」シリーズは発刊されませんでした。
日本旅行さんには新婚旅行でもお世話になりましたが、スタッフの方々の対応が本当に素晴らしく、旅行をさらにステキな思い出にしてくれました。本当にありがとうございます！
miberryカードについて
日本旅行を利用する場合、「miberryカード 」というクレジットカードで代金を支払うと、いつでも最大3％割引になります。割引はカード会員本人分と同行する家族1名分なので、カードを2枚作ることで最大4人分の旅費が3％割引になります。（※2021年4月以降、割引率が変更されました）
私たちは主人と私がそれぞれカードを作り、「自分＋子ども1人分」の代金をそれぞれカード払いにすることで 2万8450円が割引 になりました。
この支払い方法を提案してくれたのは、対応してくれた日本旅行の社員の方です。神対応に本当に感謝しています！
※カード発行には初年度も年会費1,650円(税込)かかります。
オプションツアーは個人がお得
現地ツアーは、インターネットで探して個人で申し込むと、旅行代理店のオプションツアーより平均2～3割安くなります。英語が堪能な方であれば、現地で申し込むと日本の代理店を通すより最大半額になるツアーもあります。
国や地域によっても違いはありますが、ケアンズには日本語対応の会社がたくさんあり、日本語を話せるスタッフも常駐していて何も不便はありませんでした。
現地の代理店を活用しよう
また現地にある代理店でツアーを紹介してもらうのも、かなりオススメです！
代金が申込んだ日のレートになるので金銭的には運次第な一面がありますが、現地に住む人ならではの情報をもらえるので、日本のガイドブックには載っていないお店やツアーを紹介してもらえます。
私たちはケアンズの日本旅行代理店で「ミコマスケイクルーズ」を教えてもらい、旅行中で1番の最高の思い出になりました！
さいごに
2020年9月現在、新型コロナの影響で海外旅行どころか国内旅行も未だ難しい状況ですが、こんな状況になって改めて、自分たちが生きている時代の恩恵、好きなときに好きな場所へ自由に行ける幸せをしみじみと感じています。
長い歴史を振り返ってみても、今ほど「自由」が許された時代はなく、特に日本人は本当に恵まれた「今」を生きていると思います。
子どもたちには単なる旅行の楽しさだけでなく、その恩恵とありがたみについても、少しは感じてもらえたのではないかと思っています。
海外旅行は決して誰もが簡単に叶えられるものではありませんが、払った金額以上の収穫と、子どもの心を動かす大きなチカラがありました。
コロナが終息し、世界の国々を自由に行き来できる日々が戻ってきてくれることを心から願っています。
