私は今まで1度も「宿題をやりなさい」と子どもに言ったことがありません。
にも関わらず娘も息子も、宿題だけは毎日欠かさず、帰宅するとすぐに取り組んでいます。
決して勉強が好きではないし、コロナ休校を喜んでいたような子たちなので、親としても意外なのですが…
子どもに「宿題やりなさい」と声掛けする毎日に疲れているお母さん必見、わが家の宿題ルールと子どもへの伝え方をご紹介します。
この記事の目次
わが家の宿題ルール

私は元々、宿題を無理に嫌々やるくらいなら、やらなくていいと本気で思っています。
子どもたちには「その考え」も含めて、うちの宿題ルールをまず説明しました。
- 宿題はやらなくてもOK!
- ただし、テレビとゲームは宿題が終わってから
- もし宿題をやるなら21時まで(それ以降は絶対にやらせない)
このルールさえ守れば、宿題をやる/やらないは本人の自由意思に任せています。
宿題はやらなくてもOK
私がこのルールを決めたのは、敬愛する岩崎光弘先生(リトミック研究センター創設者)が生前、自分の息子さんをそのように育てられたと話してくれたからでした。
とても尊敬する岩崎先生を真似て「嫌なら宿題はやらなくてもいいよ~」と子どもに伝えたら、逆に自らすすんで宿題をやるので最初は驚きましたが、その話をすると…
と言っているママ友も多く、どうしてうちだけ宿題問題と無縁なのか、不思議に思う気持ちもありました。
ただ1つ違うのは私の場合、子どもが宿題をやらなくても本当に怒りません ^^
テレビとゲームは宿題が終わってから
テレビ・ゲーム(任天堂Swich等)・YouTubeなど電子機器を使うものだけは、宿題が終わらないと平日はできないルールを設けています。
それ以外なら友だちと遊ぶ、読書(マンガも含む)、工作などは自由です。
もし子どもが質問してきたら、こんな風に答えています。
「テレビを見たりゲームを充電するには電気代が必要で、それはパパやママが一生懸命働いたお金から支払われている」といった説明も、合わせてしています。
- テレビやゲームをするための条件が「宿題」
- 電子機器を使わないものはOK
- 息子が入学してすぐの頃は、テレビを見るために宿題をしてる様子でした。
宿題は21時まで
宿題をいつやるかは本人に任せていますが、どんな理由があっても就寝時間の21時を過ぎてから宿題をやることは絶対に許しません。
娘がまだ1年生のとき、布団に入ってから音読の宿題に気付き、普段にないほど大泣きしたことがありましたが…(珍しく取り乱して泣くので心が揺らいだけど)
1度でも「今日だけ」を許してしまうと、2度目…3度目と子どもは期待して、どんどん約束を守らなくなっていくので、私は1度決めたルールは基本、断固として守り抜くと決めています。
子どもの性格は関係ある?

娘と息子は、真逆と言っていいほど性格や好みが違いますが、嫌なポイントだけは共通しています!(ほとんどの子どもの共通点かも?)
2人の共通点
- 怒られるのがイヤ
- やらされる(コントロールされる)のが大嫌い
それぞれの性格
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うちの子が宿題をやる理由
今回、改めて2人に聞いてみました!
子どもの話によると、どれだけ先生に反抗的な態度を取る子でも、宿題はやらなきゃマズイという「意識」は持ってるそうです。
1番の理由は、みんなの前で怒られたり、休み時間を削られるのが嫌だから。
子どもたちは親に言われなくても、どこかで宿題をやらなきゃ…って意識は、意外とあるのかもしれません。
おうちルールの決め方

子育てには正解がなく、迷いだすときりがないので、私は絶対にゆずれない「子育ての優先順位」を予め決めています。
- 睡眠時間の確保
- 食事の時間を楽しく過ごす
- 生活習慣を身につける
宿題や習い事を含めて、生活リズムすべてをこの3つに照らし合わせて考えると、出来る/出来ないの振り分けが明確になります。
その中で「わが家のルール」を決めて、子どもたちにまず宣言します。
- ルールを発表する
- 理由をきちんと説明する
- 子どもの言い分を聞いてみる
- 特別ルールを一緒に考える
例えば、おばあちゃんの家に泊まる日はどうするの?夏休みは?友だちを招いたホームパーティの日は?など、子どもから質問が出てくるので、一緒に考えて「特別ルール」をみんなで決めます。
徹底ポイント
ルールを徹底するポイントは、普段から子どもとの約束を大人が守るように心がけること、「今日だけ、特別にいいか~」と急にルール変更をしないことだと思います。
「ダメなものはダメ」を小さい頃から徹底しておくと、子どもが成長してスマホを持ったり、門限について話し合う際にも有効なのでオススメです。
- 子どもとの約束を守る
- 「今日だけOK」と急にルールを変えない
今まで「宿題やりなさい」と言い続けてきた場合
1つ予想できるのが、
今まで散々「宿題やりなさい‼」と怒ってた親が急に
と言い出しても、まぁ胡散臭いですよね(笑)
なのでまずは、宿題をやっていなくても怒らない毎日を継続してみること。
あともし子どもに一声かけるなら、「宿題いつやるの?」よりも
と聞くほうが(特に高学年の場合は)、宿題圧が少なくて良いかな~と思います。
さいごに
うちは「宿題問題」とは無縁ですが、同じ方法でやってるはず(?)なのに「整理整頓」と「部屋の片付け」はちっとも上手くいきません…(汗)
それは私が本心から「片付けできなくてもいいよ~」と思えていないし、たまに「部屋が汚いぃ‼‼(怒)」と大爆発してるからです。(反省…反省…わかっているけど難しい)
ただ、うまくいってもいかなくても、私が頻繁に伝えている言葉が2つあります。
子どもが自律(自立)した大人になるために
- 自分の意思で考えて行動する
- 自分の欲求を通したいときは、きちんと大人と交渉する
このプロセスを経験することはすごく重要だと思うので、日々の生活の中で何度でも練習と挑戦を繰り返して欲しいなと考えています。
強制されるのがイヤなのは、うちの子だけではないと思うので、「宿題はやらなくてもOK ルール」良かったら1度お試しください ♪