現在11歳になる娘は、そつなく何でもこなすタイプで小学校では優等生キャラ…
と言われことが多いです。
でも実は…小4になっても帰宅後の手洗いすら身につかず(昨年の話です)
「幼稚園の頃から教えてきたことが、未だに何も身についてなーい‼(怒)」と、私は日々 雷を落としまくっていました。
本人も改善したい気持ちはある様子でしたが、1つ直すと1つが逆戻り…
そんな毎日に疲れ果て、苦肉の策で作ったのが「やることリスト」です。
ちょうど1年前から始めたのですが、リストに載せたことは毎日必ずできるようになり、私のストレスはかなり軽減されました。
- リストに入れてないことには目をつむる
- 子どもが特に苦手なことは1~2個にする
- 子どもが自分で決める項目を設ける
A4サイズの「やることリスト」は自分で毎日書き込むタイプ、項目は子どもの様子を見ながら数カ月に1度見直すのがオススメです。
やることリストの作り方
うちで使っている「やることリスト」は22項目、内容は子どもの学年と性格にあわせて少しずつ変えています。
「生活習慣」「がんばって欲しいこと」は私が決めていますが、本人に「今月 頑張りたいこと」を2つ決めてもらっています。
- 大人になるまでに必ず身につけて欲しい生活習慣(13~15個)
- 今より少しがんばって欲しいこと(5~7個)
- 本人が、その月に頑張りたいこと(2個)
リストは毎月エクセルで作っています。
もしエクセルが得意でない方で、私の作ったものでよければ、項目を空欄にしたPDFを用意しましたのでダウンロードしてご活用ください。
※娘と息子のサンプルも合わせてご覧いただけます。
これだけは身につけたい生活習慣
大人になるまでに「これだけは身につけて欲しい」生活習慣です。
小学生にもなって、こんなことまで?!と思われる項目かもしれませんが、
そんな些細なできごとの積み重ねが、自分のイライラの発端になっていました。
「やることリスト」を作ってからは、
少しずつですが、それぞれの行動が習慣として身についてきたのをハッキリと感じています。
今より少しがんばって欲しいこと
勉強、スポーツ、習い事、お手伝い…
今よりあと少し、子どもにがんばって欲しいと思っていることをリストに加えています。
ポイントは「あと少し」です。
息子はスポーツが好きなので、ケガ予防にできれば毎日柔軟体操をして欲しい…
でも、身体が硬い息子に毎日の柔軟体操を求めたら、
サボったり、適当にやったり、私のストレスが溜まるのは目に見えていました。
そこで、せめて脚の柔軟性だけでもと思い
「クロスストレッチ」(片足60秒×右左)をリストに加えました。
最初はものすごく嫌々やっていましたが、少しずつ床に手がつくようになって、ストレッチの効果を実感できたようです。
子ども自身が頑張りたいこと
1つは自分で決めた「お手伝い」を書き込んでもらい、1日も欠かさずにできるとお小遣いUPになります。
もう1つは何でも良いので本人が頑張りたいことを何か決めてもらいます。
やることリストの進め方
毎日、寝る前までに「全項目に〇がつく」が基本ルールです。
わが家の就寝時間は21時なので、21時までにすべて終わらせると決めています。
21時までにできなかった項目には色を塗ります。
特別ルール
金曜・土曜、長期休み期間中など翌日が休みの場合は
『 20時までにリストにすべて〇がついたら、そのあとテレビOK 』
という特別ルールを途中から作りました。
するとその時だけは別人のように素早くやり遂げるように…
チェック方法と注意点
スタートして最初の1週間は毎日確認しましたが、その後は月末にまとめてチェックしています。
ときどき手を抜いたり、やってないのに〇を書いているのも知っていますが、体調や疲労、それ以外のことを考慮して気づかぬフリして大目に見ることが多いです。
ただし子どもは、バレないと思うと
すぐにズルしたり手抜きが始まるので(うちの子だけ?)
たまに抜き打ちチェックを入れて、
って感覚を、脳裏に刻ませてます(笑)
その時は嘘をついたことに対して本気で怒ります。
私は散々、親に反抗してきたタイプなので思うのですが、
小さい頃に感じた
“親の偉大さ、侮れなさ、嘘はバレるって感覚”
は、とても大切だと思っています。
いづれ社会にでていく子どもたち。
例え誰にもバレない、見られていないと思う状況でも、「正しい選択をできる子」に育ってほしいと願っています。
集計方法(月末)
リストの中で色塗りされているセルの個数を数えます。
色が11個以上あった場合は「来月のお小遣い0円」がうちのルールです。
ただし「50回の腹筋」もしくは「50回の腕立て伏せ」で5個マイナスできる救済ルールがあります。
例えば
みたいな感じです。
救済を使う/使わないは、本人の自由です。
やることリストのポイント
リストの項目内容は自由ですが、項目数は増やし過ぎないことをオススメします。
特に勉強が嫌いな子どもに対して「漢字」「計算」「英語」などを毎日やらせようとすると、まず上手くいきません!(私は最初、それで失敗しました~)
またリストにないことで地雷を踏んできた場合、内容にもよりますが「来月のリストに加えよう!」と気持ちを切り替えられると、子どもを叱る回数は各段に減ります。
- 少しがんばれば、毎日つづけられること
- リストにないことは、できなくても怒らない
- 継続することを何よりも重視する
この繰り返しが、子どもの中でも「できた!」の積み重ねとなって、長い目で見たときの「成長」につながっていくと感じています。
さいごに
子どもは幼いほど「耳」で聞くよりも「目」で見た情報の方が理解しやすいそうです。
幼稚園・保育園・児童館などの壁によく「靴を下駄箱に入れる」「手を洗う」などのイラストが貼られていますよね。あれはモンテッソーリの考え方で、発達心理学にも通じています。
小学生になると子どもは言葉が達者になり生意気な発言も増えてきますが、「理解」の部分ではまだまだ「耳」からよりも「目」からの情報の方が、子どもには効果的だと感じます。
100回言っても直せなかったことが、
このリストに載せたことだけは、毎日きちんとできるようになりました。
毎晩、子どもが「やることリスト」と睨めっこして〇を書き込んでいる姿は、何とも言えず可愛いです ^^
言っても言っても効果がない子どもへの対応に「やることリスト」、よかったら1度お試しください♪