自宅で手軽に作れるグルテンフリー調味料です。
作業工程3つ以内で用意できる簡単なレシピをまとめました。
最近は市販のグルテンフリー調味料も種類が増え、手軽に購入できて便利になりましたが、
※醤油に含まれる「小麦」に問題がない場合は、普通の丸大豆しょうゆを使用してください。
グルテンフリー調味料レシピ
グルテンフリー即席めんつゆ
市販のだしの素を使っても十分に美味しく作れます。
かつお出汁を自分で取ると、より風味豊かなめんつゆになります。
- 清酒
- 本みりん
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- だし汁
- 50 cc
- 100 cc
- 100 cc
- 250 cc
- 作り方を見る
-
- 酒とみりんを鍋に入れて火にかけ、沸騰してから1分〜1分半くらい煮立たせてアルコールを飛ばす(煮切り)
- しょうゆを加えて再び沸騰したら火を止める
- だし汁を混ぜ合わせて完成
POINTみりんを煮切るとアルコール臭がとぶので、だしの風味を生かすことができます。自分で取った旨み強めのだし汁を使う場合は、だし汁の分量を少し増やして好みの濃さに調整してください。
グルテンフリー蕎麦つゆ(濃縮液)
蕎麦の味に負けないように、蕎麦専用の濃い目の味付けです。
「かえし」と呼ばれる濃縮液なので、薄めて和え物や汁物にも活用できます。
- 清酒
- 本みりん
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- きび砂糖
- 水
- かつおぶし
- だし昆布
- 100 cc
- 100 cc
- 100 cc
- 大さじ1
- 50 cc
- 3~5 g
- 2~3切れ
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-
- 酒とみりんを鍋に入れて火にかけ、沸騰してから1分〜1分半くらい煮立たせてアルコールを飛ばす
- しょうゆ、砂糖、水、かつおぶし、昆布を加えて一煮立ちしたらすぐに火を止める
- 濾し器、もしくはガーゼで
濾 して完成!
POINTすぐに使っても良いですが、一旦冷ますとぐっと味が引き締まります。残ったつゆは清潔な容器に入れて冷蔵庫で保管してください。
グルテンフリー天つゆ
おうちで作る天つゆの黄金比「醤油:みりん:だし = 1:1:4」の分量です。
みりんを「煮切り」するひと手間で、本格派の味になります。天ぷら揚げてる間にササっと作れます。
- 本みりん
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- 水
- かつおぶし
- 50 cc
- 50 cc
- 200 g
- 3 g
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-
- みりんを鍋に入れて火にかけ、沸騰してから1分〜1分半くらい煮立たせてアルコールを飛ばす(煮切り)
- しょうゆ、水、かつおぶしを加えて一煮立ちしたらすぐに火を止める
- 濾し器、もしくはガーゼで
濾 して完成!お好みで大根おろしや生姜を添えて♪
POINTかつお節はグラグラ煮立たせると、濁ったり香りが飛んだり、えぐみや渋味が出てしまうので、一煮立ちしたらすぐにすぐに火を止めます。
グルテンフリー天丼のタレ
おうちで作る天丼のタレの黄金比「醤油:みりん:砂糖 = 3:2:1」の分量です。
少量の白だしを加えると出汁感が出て、丸みのある高級な味わいになります。
- 本みりん
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- きび砂糖
- 白だし
- 大さじ2
- 大さじ3
- 大さじ1
- 小さじ1
- 作り方を見る
-
- みりんを鍋に入れて火にかけ、沸騰してから1分くらい煮立たせアルコールを飛ばす(蒸発しないよう火加減に注意)
- 醤油、砂糖、白だしを加えてトロミがつくまで煮立たせたら完成
POINT鍋の縁にフツフツと泡が立ったら、すぐにトロリとするので煮詰めすぎに注意!(煮詰めると激甘になります。)好みで砂糖の量を加減してください。
プロの味!名店の天丼タレ
以前、テレビで紹介されたこともある銀座の名店の味が再現できる絶品天丼タレです。
ご自宅に「たまり醤油」がある場合は、ぜひこちらをお試しください!
- 本みりん
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- たまり醤油
- きび砂糖
- だし汁
- 25 ml
- 25 ml
- 5 ml
- 小さじ4
- 50ml
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-
- すべての材料を小鍋に入れて強火にかける
- 約2分ほどして煮立ったら完成
POINT味の決め手は、たまり醤油の「濃厚で独特な甘みとトロミ」です。煮立て過ぎると焦げるので気をつけてください。
グルテンフリー柚子ポン酢
生の果実を絞ると、瓶詰の果汁と比べて香りも酸味も強いポン酢に仕上がります。
- 黄ゆず
- みりん
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- かつおぶし
- 昆布
- 4個
- 30 ml
- 150 ml
- 5 g
- 5 g
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柚子 を絞って100mlの果汁を用意する(足りない場合は米酢や市販の果汁を足してOK)- みりんを鍋に入れて火にかけ、沸騰してから1分くらい煮立たせアルコールを飛ばす(蒸発しないよう火加減に注意)
- 清潔な保存容器に、醤油、みりん、果汁を合わせ、昆布とかつおぶしを沈めて冷蔵庫で最低 2日以上寝かせる。
※使うときは昆布を取り出し、かつおぶしを濾 して使う(旨みを吸ってるのでしっかり絞る)
POINTみりんは必ず煮切ってアルコール臭をとばしてください!冷蔵庫で3〜4週間くらい寝かせると、旨みが出て酸味もまろやかになりさらに美味しく仕上がります。
グルテンフリーすし酢
おうちで作る最適な黄金比「米酢:砂糖:塩 = 4:2:1」の分量です。
地域によって甘みと酸味のバランスは異なるので、関東で主流の握り寿司(江戸前ずし)を好む場合は砂糖を減らす、甘めを好む場合は砂糖を足すなど調整してください。
※和食には日本近海で摂れた「海塩」がよく合うのでオススメです。
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-
- 米酢の中に、砂糖と塩を入れてよく混ぜる(完全に溶けなくてもOK!)
- 炊き立てのご飯に混ぜる
POINT固めに炊いたご飯に合わせた分量なので、通常の水加減で炊いたご飯の場合は、寿司酢を全部入れずに加減して味見をしてください。数時間後~翌朝にすし飯を使う場合、酢の割合を「5」にすると程よい酸味になります。
グルテンフリー三杯酢
基本の三杯酢「米酢:砂糖:醤油 = 3:2:1」の分量です。
本来はみりんを使いますが、煮切りの手間を省くために砂糖で代用しています。作ってしばらく時間がたつと、酸味がまろやかに食べやすくなります。
- 大さじ3
- 大さじ2
- 大さじ1
- 作り方を見る
-
- 酢、砂糖、醤油を合わせ、しっかり混ぜ合わせたら完成
POINT作ってすぐに食べるときは「米酢:砂糖:醤油 = 2:1:1」の分量がオススメです。先に砂糖と醤油を合わせてレンジ等で温め、砂糖が溶けて醤油が冷めたら、酢を最後に加えて混ぜます。(熱いと酢の酸味が飛んでしまうので注意)
グルテンフリー塩麹
米麹に対して「塩の量を35%」にします。減塩を考えて塩の量を減らすと、塩分濃度が低くなって腐敗や悪臭の原因となるので気をつけてください。
- 米麹(生)
- 天然の海塩
- ぬるま湯(25~30度)
- 100 g
- 35 g
- 110~120 g
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-
- 清潔な容器に、米麹と塩を入れてまんべんなく混ぜる
- 麹がちょうど浸かるくらいまで水を入れて、よくかき混ぜる。ゆるくラップをかけ、常温で暖かい室内に置く(直射日光は避ける)
- 毎日1回、きれいな菜箸でよくかき混ぜる。麹が水を吸って水位が下がったらその分だけ加水する。麹が柔らかくほんのり甘い香りがしてきたら完成(夏は7日間、冬は10~14日間が目安)
POINT混ぜることで空気に触れて発酵が進みます。熟成中にガスが発生することがあるので、ふたは完全に閉めないでください。気温の低い場所におくと発酵が遅れるので、20度以上の室内保管がオススメです。
グルテンフリー醤油麹
塩麹よりも失敗が少ない醤油麹が、小麦不使用の醤油を使えばグルテンフリーで作れます。
醤油の角がとれて、ほのかに甘みのある醤油麹はサラダのドレッシングにもオススメです。
- 米麹(生)
- 小麦を使わない丸大豆しょうゆ
- 100 g
- 100 g
- 作り方を見る
-
- 清潔な容器に、米麹と醤油を入れてよく混ぜる
- ゆるくラップをかけ、常温で暖かい室内に置く(直射日光は避ける)
- 毎日1回、きれいな菜箸でよくかき混ぜる。水位が下がったら、ひたひたになる位まで醤油を足す。麹が柔らかくなり、少しトロミが出てきたら完成(夏は5~7日間、冬は10~14日間が目安)
POINT塩麴と同様、混ぜることで空気に触れて発酵が進みます。常温に長く置きすぎると、アルコール発酵が始まり風味が悪くなるので気をつけてください。
グルテンフリー焼肉のタレ
しっかりコクのある味噌味ベースの焼肉タレです。たまり醤油と八丁味噌が味の決め手です。
食べる当日にネギのみじん切りや、リンゴのすりおろし、ニンニクおろし等を加えると、より一層美味しくいただけます。
- 作り方を見る
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- 鍋にみりんと日本酒を入れて火にかけ、沸騰してから1分くらい煮立たせアルコールを飛ばす(蒸発しないよう火加減に注意)
- 火を止めて残りの材料をすべて鍋に入れ、かるく混ぜ合わせる
- 再度火にかけ、沸騰寸前で火を止めて完成(焦がさないよう時々かき混ぜる)
POINT生姜パウダー(生姜粉末)を使っているのは長期保存のためです。すぐに使いきる場合は、生姜やニンニクをおろして最初から加えてもOKです。赤唐辛子の代わりにチリペッパーでも代用できます。
使用しているグルテンフリー商品
グルテンフリー白だし
(株)テンヨ武田から発売されている「化学調味料無添加白だし(小麦・大豆不使用)500ml 」という商品があります。
原材料にぶどう糖や酵母エキスが含まれるので気になる方もいるかもしれませんが、気軽に利用できるグルテンフリー白だしは入手しずらいのでご紹介まで。