大好きな砂肝の「下処理」方法をご紹介します。
銀皮は取らずに食べることもできますが、コリコリとした食感を最大限に楽しむために、砂肝と銀皮はそれぞれを分けて調理するのがオススメです。
また砂肝は鮮度が落ちやすい部位なので、消費期限内であっても臭みを取っておくと、どんな調理法でも各段に美味しくなります。
簡単な砂肝の下処理
- 砂肝をふたつに切り離し、それぞれの山をさらに半分に切る
- 銀皮の内側「特に白が濃い部分」がとても固いので、それを右側に向ける
- 銀皮の白が濃い部分が「右側」にくるように裏返す
- はみ出している「白が濃い部分」に包丁を押し当て、銀皮に沿ってスライスする
- 切った断面を裏返して確認する
- 銀皮を取り除いた砂肝を「牛乳」に浸してかるく揉み込み、冷蔵庫に入れる
- 牛乳に浸して30分ほどたったら、ザルにあけて水で洗い流す
- 砂肝の水気をよくきり、つぎは「清酒」に浸す(すぐ使うならボウルでOK)
- しばらくすると清酒が真っ赤に染まってくるので、再度ザルにあけて水で洗い流す
※これは右手で包丁を持つ場合です。左利きの場合は、逆向きに並べて作業してください。
砂肝の冷凍保存の方法
下処理を済ませた砂肝は、美味しく冷凍保存できます!
ただし家庭用の冷凍庫では急速冷凍ができないので、1~2週間を目安に使い切ってください。
- 下処理用の清酒を洗い流す
- 水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取る
- 空気に触れないようラップできっちり包み、さらに冷凍用の保存袋に入れる
- 空気を抜いて冷凍庫に入れる
冷凍した砂肝の解凍方法
調理までに時間があるなら、冷凍庫から「冷蔵庫」に移して自然解凍します。
すぐに調理で使いたい場合、オススメの方法は氷水に浸す方法です。
- 大きめのボウルに氷水を用意する
- 砂肝を冷凍袋に入れたまま、ボウルの氷水に浸す
- 袋に水が入らないように注意して、10~15分で解凍完了
おいしい砂肝(銀皮)のおつまみレシピ
フライパンで炒めて5分で完成!取り除いた銀皮でつくる手軽な「おつまみ」です。
- フライパンを強めの中火にかけてごま油(大1)を熱し、煙がでる直前に銀皮を投入する
- 赤みが消えて水分が出てきたら、キッチンペーパーで水分を拭き取る
- ポン酢(大1~2)を加え、水分がなくなるまで煮詰めて完成
※私はレバーなど内臓系が得意ではないので、銀皮にも上記と同様の下処理を施しています。鮮度が良い場合や内臓系が得意な方はそのまま使っても大丈夫です。
ダイエットの味方*砂肝(砂ずり)の豆知識
砂肝は別名「砂ずり」とも呼ばれる部位で、鶏に2つある胃袋の筋胃を指します。
砂肝はレバーに次いで「鉄分」が多く、鶏むね肉と同等のタンパク質(100g当たり18.3g)を含みます。また「ビタミンK」「ビタミンB12」「亜鉛」が豊富で「糖質」もゼロ!
栄養価が高くカロリーの少ない砂肝は、ダイエット中の方にオススメの食材です。
砂肝(100g)には卵1個分のコレステロールが含まれています。
コレステロールの摂りすぎは脂質の代謝にも影響しますので、食べ過ぎにはご注意ください。