パンに限りなく近い本物のグルテンフリー米粉パンを戸越銀座商店街で発見しました!
「米魂(べいこん) 」は20年間小麦粉のパン職人だった店主が「日本の米文化の衰退を防ぎたい」との想いから、米粉の技術開発の第一人者である大塚せつ子氏 に師事し、2016年11月にリニューアルオープンした国産米粉パンの専門店です。
イーストフード・ショートニング・マーガリン・保存料・添加物・科学的な増粘剤などは一切使用せず、新潟産・熊本産の厳選米粉と天然酵母+こだわりの原材料で作られています。
店内にはさすがパンを極めた職人技!と感じる美味しそうなパンが並び、全てのパンを食べたい衝動にかられました。
「米魂」店内の様子
「米魂」では米粉100%で作られるグルテンフリーパンと、米粉80%+小麦グルテン20%の米粉パン(Not Gluten Free)が両方売られています。
「角食パンライト」と「長食パンプレーン」は材料は同じですが型のサイズが異なるので、焼き上がりの水分量が変わるのだそうです。
「角食パンライト」の方が水分少なめで、小麦パンに少し近いかな?フワッとした食感があり、私たちは「角食パンライト」の方が好みでした。
「米魂」実際に食べてみた感想
店内にイートインスペースは無いので、全てテイクアウトになります。レジでパンの温め方が記されたフライヤーをいただきました。
息子が1番気に入った「カレーパン」は時間がたっても衣がサクサク!小麦不使用なのにカレーにもしっかりコクと旨みがあります。
衝撃的だった「おやきシリーズ」は、きっと誰もグルテンフリーだと気づかないクオリティ!
「おやき角煮」は甘めの角煮がギッシリ、肉まんみたいで超美味~!!「おやききんぴら」も普段きんぴらを喜ばない子どもたちが「もっと食べたーい」を連呼していました。
「黒まめパン」は程よい甘さの黒豆がゴロゴロ入っていて、生地は蒸しパンのような感じです。「クリームパン」はバニラビーンズの効いた濃厚なカスタードクリームが「お子さまロール」にサンドされています。
「お子さまロール」は弾力があるモッチリした食感で、食パンよりやや甘みがあります。一口サイズで食べやすく、色々とアレンジができそうです。
「コッペパン」はバター風味のフランスパン系、米粉パン独特のモッチリ感やパサつきが一切なく、これが米粉100%で作れるの?!と本当に驚きの美味しさでした。毎日販売はしていないそうで、もしも出会えたら即買い必須かも?(※前日までに電話でお願いすれば予約購入が可能だそうです。)
2種類の「ピザパン」は初めて食べる食感で、モッチリではなく少しポソっとした生地。しっかり温め直すのがオススメです。こだわりを感じるチーズの存在感が印象的でした。
「クッキー」はザクザク粗めの生地で、後味にほんのり「お米」を感じる初めて食べる味のクッキーでした。「シフォンケーキ」はかるくてフワっフワ!プレーンなのに、まるでホイップクリームが乗っているかのような甘さがあり、自宅で作る米粉のシフォンケーキとは明らかに違います。(って当たり前ですね…ww)
なーんて娘が言っていました(笑)
「米魂」アレルギー対応について
「米魂」は2016年にリニューアルオープンした当初、完全にグルテンフリーのパン屋さんだったそうです。
ですが地元の方から「以前のパン(グルテンを含む米粉パン)も販売して欲しい」とのリクエストが多く、現在は小麦グルテンを20%含む米粉パンも同じ店内で販売しています。
コンタミネーションが起きないよう細心の注意を払い、グルテンフリーパンとグルテン入りのパンのラインを別にしたり、製造の時間帯を分けるなどの工夫をされているとのこと。
今のところ事故もなく、小麦アレルギーの方からも支持されているそうです ^^!
小麦アレルギーの方への注意点
ラベルには小麦・卵・乳などのアレルゲンが表示されていて、アレルギーに対する配慮を感じます。ただし一部、緑色の札(グルテンフリー)にも「小麦」のシールが張られていたので、小麦に対する反応が強い方は注意が必要です。
「米魂」アクセス方法
「米魂」はとごしぎんざ商店街の一角にあります。
JR線と地下鉄(東京メトロ)に最寄り駅がないのでやや不便な印象はありますが、都営地下鉄浅草線「戸越駅」、もしくは東急池上線「戸越銀座駅」から徒歩4~7分の近距離です。
都営地下鉄浅草線を利用する場合、A3出口(戸越2・3丁目方面)から出ると最短距離で到着できます。
※改札からA3出口まで階段のアップダウンが何度かあります。ベビーカー等を利用している場合は、階段数が少ないA2出口の方が便利かもしれません。
「米魂」店舗情報 ✳︎ まとめ
私が初めて「米魂」に行った平日の午前中、入れ替わり立ち代わりお客さんが訪れ、店内は終始にぎわっていました。
現在はお客さんの約2割が小麦アレルギーを持つ方だそうで、多くのお客さんは事前に予約したパンを取りに来られている常連さんといった印象でした。
米粉パンは湿度や時間の管理も難しいので、こんなにたくさんのパンを日々作り続ける苦労は、並大抵ではないと思います。
「米魂」の店主の実家は以前コメ農家を営まれていて、米粉パンの認知度をもっと上げて全国各地に米粉の製粉所を作り、故郷に恩返しするのが店主の夢の1つなんだとか!
コメの需要が年々落ち込み「コメ余り」が深刻化している昨今…美味しいお米と米粉パンを毎日食べて、微力ながら私たちも日本のコメ農家を応援していきたいです。
※一部の商品は「米魂」BEICONネットショップ から購入できます。
<田んぼのパン工房 BEICON>
住所&TEL 東京都品川区戸越2-6-3 【Google Maps】 TEL / FAX 03-3787-4776 |
営業時間 月~木 10:00~19:00 ※新型コロナウィルス対策のため営業時間を短縮中 |
定休日 木曜日 |
アクセス
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支払方法 クレジットカード可・電子マネー可 |
公式SNS ホームページ / Instagram / Facebook |
茶色の札はグルテンを含む米粉パン