* これは 2018年春頃のお話です。*
我が家で本格的なグルテンフリーを開始したのは2016年9月末。
もうすぐ2年になります。前回の記事、グルテンフリー1年経過「オレ、小麦やめて良かった」にも書きましたが、息子の小麦アレルギーは治療の甲斐あって、かなり良くなりました。
月に1~2回ですが、週末には「国産小麦限定」でパンや麺類などを解禁し、私の精神的な負担もかなり軽くなっていました。
小学校入学と給食への不安
そして2018年4月、息子が小学校へ入学しました。
散々悩んだ末に、学校給食もアレルギー対応なしで皆と同じものを食べてみることにしました。
給食が始まって数週間。
特に身体に見られるアレルギー症状は出ませんでしたが、
情緒不安定で怒ったり泣いたり・・
もちろん初めての小学校で、新たな環境に慣れるまでのストレスがあったと思います。
それにしてもあまりに酷い荒れ様で…(涙)
泣き喚き、地団駄を踏んで暴れ、私を押したり叩いたり・・
何だかグルテンフリーを始める前の息子に戻ってしまったように感じて(と言うか成長したぶん、さらにパワーアップした怪獣)
私の頭の片隅にはいつも、給食への不安がありました。
そんな最中、息子の手と肘に謎の湿疹が・・
最初は単なる水イボだと思っていました。
水イボは以前に出たことがあったので、皮膚科に予約を入れると
- 1軒目の皮膚科では「水イボ」と診断されましたが、麻酔テープを貼って取ろうとしても取れず…
- 2軒目の皮膚科では「水イボではない」と診断され、自然治癒するのを待つしかないと言われました。
ですが湿疹はどんどん数が増えて大きくなり、全身に広がっていきました。
4月末になると先生や友だちからも
「それ・・何?」と不安がられるほど目立つようになり、私は息子を休日診療に連れて行きました。
そこで、たまたま来られていた小児救急総合診療科の先生が、湿疹の原因を教えてくれました。
グルテンフリー100%の再開
ゆるみ始めていた自分の気持ちを引き締めて、
家の食事から「グルテン」を完全にまた排除しました。
国産小麦ならば…と何点か、
調味料やうどん、お菓子などを買うようになっていましたが、やめました。
外食も寿司だけに戻しました。
すると2週間もしないうちに、息子の身体から湿疹が完全に消えました。
- 時間的な経過。
- 学校の環境に慣れたこと。
- GWにゆっくり休憩できたこと。
理由は「小麦」以外にも、きっと色々あると思います。
と言うか、そもそも
- 「小麦」が原因なの?
- 「輸入小麦に添加される農薬」が原因なの??
- 「小麦と添加物」の複合作用なの???
私には断定することはできません。
ただ、、
自分をコントロールできずに、毎日暴れている息子を見ながら、私は漠然とした疑問と小さな恐怖を感じていました。
「小麦」って、一体何なんだろう・・
摂取する「食べ物」によって
人格まで変わってしまうのは、
果たして私の息子だけなのでしょうか…?!
アレルギー大学の受講を決意
実はこの件もあって今年度、アレルギー大学の講座を受講することに決めました。
アレルギーに対する考え方は年々変化しているので、アレルギーと日々向き合って仕事をされている方々の見解や生の声を聞く(学ぶ)ことができる講座は、アレルギーの子を持つ母にとって貴重な体験です。
アレルギー大学とは?
「アレルギー大学」は、法人が行う事業名称で、学校教育法による「大学」ではありません。
小児科医、臨床医、看護師、小児病棟や大学の教授・助教授など、アレルギーの現場を知る様々な先生方の講座を通して、食物アレルギーを体系的に学べる全国で唯一の講座です。