魚座のエネルギーは、「感受性・共感性・夢・直感・スピリチュアル・芸術性・奉仕精神・境界線の曖昧さ」といった性質を持ちます。
これが感情・無意識・母親などを表す「月の資質」に重なると、どうなるでしょう?
魚座は、共感力と直感に恵まれた「慈愛に満ちた美しい心」の持ち主です。
繊細で豊かな感性と、芸術性やスピリチュアルな才能も持ち合わせているので、実際に芸能人やアーティストにとても多いです。
人々の痛みに自然と深く寄り添うことも出来るので、世界に愛と癒しをもたらしてくれるのでしょう。
中には月星座の特徴が全く当てはまらない~と感じる方もいると思いますが、まずは月星座について知ってもらえると嬉しいです。
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感情のパターン

月星座が「魚座」の方は、感情がとても繊細です。
共感性が高く、境界線が曖昧なので自分と他者の「感情の区別」がつきにくく、周囲の感情を自分のことのように感じ取ってしまいます。
感情が波のように押し寄せても、それを言葉で表現するのが苦手なため、混乱したり、ボーっとしてしまったりすることがあります。
また現実離れした空想の世界に、感情が向かいやすい傾向もあります。
| 月【うお座】反応パターン | |
| ・満面の笑顔でニコニコと表す ・自分の世界に浸って喜びを味わう ・感情が純粋で、周りの喜びにも同調する | |
| ・悲しみは非常に深く、心全体を覆い尽くす ・1度泣き出すと、なかなか泣き止まない ・感情を切り替えるのに時間がかかる傾向 ・もらい泣きしてしまうこともある | |
| ・怒りを直接的に表すことは少ない ・怒りが悲しみに変化しやすい ・傷つくと黙り込んでしまうことが多い |
安心感の源

どんな感情も受け止めてもらえる、温かくて優しい雰囲気の場所で最も安心します。批判や厳しさよりも、無条件の愛情と共感があることが重要です。
また静かな場所で、自分の空想の世界に浸ったり、絵や音楽に触れる時間があると安心します。現実逃避ができる場所が安全基地になります。
几帳面さや完璧さを求められると心が疲弊してしまうので、曖昧さが許される環境…ときには散らかった場所の方が、自由で安心できることもあります。
- 優しさと無条件の愛情で包まれること
- 感情をそのまま受け止めてもらえること
- 静かで、心地のよい空間
無意識の習慣

周囲の感情や雰囲気に影響されやすいため、無自覚のうちに周りの人の話し方や行動をマネたり、意見に同調したりすることがあります。
困ってる人を無条件に助けようとする、もしくは自分を犠牲にしてでも他者に尽くそうとするなど、奉仕的な側面もあります。
現実と空想の境界が曖昧なので、注意力が散漫になって、探し物が見つからなかったり、約束を忘れがちな傾向もあります。幼い頃から空想の世界で遊ぶ癖がある場合、ボーっとして見られることが多いかもしれません。
- 1人の世界で、ボーっと空想に浸る
- 困っている人を無条件に助けようとする
- 感情をうまく言葉にできない(内に溜め込む)
月「魚座」の子ども
魚座は非常に優しく、芸術的なタイプです。
美術や音楽など「正解」がなく、自由に表現できる場では安心できますが、厳格なルールで縛られ、完璧さや几帳面さを求められると、息苦しさを感じて心身共に疲弊していきます。
母親との一体感を求めて、親の理想通りの子どもでいようと頑張る傾向もありますが、「みんなと同じこと」を強要される環境(小学校など)はストレスになりやすいので、注意して見守ってあげてください。
必死に頑張っているときに、こんな風に言われてしまうと、さらに自己犠牲的な性格に追いやる可能性があります。
困った時や不安な時は誰かに甘えることを好むので、優しく寄り添ってくれる人がいると安心します。
魚座の子にとって「感性を磨ける環境」や「芸術的な刺激」、もしくは「1人になれる時間」は、持続的な心の安定に不可欠です。
美しい絵本、心地よい音楽、心温まる物語など、芸術や音楽に触れる機会を増やして、心のエネルギーを満たしてあげてください。
他者からの影響

共感性が非常に高く、まるでスポンジのように良い感情も悪い感情も吸い取ってしまうため、極めて影響を受けやすいです。
誰かが悲しんでいると自分も悲しくなり、誰かが怒っていると不安を感じるなど、他者の感情に強く同調し、自分と他者の感情の区別がつきにくくなることがあります。
また個人間の感情だけでなく、その場のムードや、大勢の人がもつ集合的な感情にも非常に敏感なので、ネガティブな雰囲気の中では心身の不調を感じやすいです。
自分では影響を受けていることに気づけない場合も多いので、ご注意ください。
- 他者の感情や雰囲気を吸収しやすい
- 批判的な言葉や、争いのある環境に非常に弱い
- 優しくされると、すぐに心を開く
身体の不調の傾向

心と同様に身体も繊細な体質であることが多く、花粉症、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が出やすいと言われています。また化学物質や薬物に対して、敏感に反応する傾向もあります。
ストレスや感情的な負担が大きいと、免疫システムが弱って風邪を引きやすくなったり、感染症にかかりやすくなります。
また感受性が高いため、地面からのエネルギーや他者の感情を吸収しやすく、足にトラブルが現れやすい傾向も持ちます。
足のむくみ、タコ、魚の目、巻き爪などの症状が出たときは、十分な休息をとり、自分を癒す時間を大切にください。
- 足(足の裏、足首、足指)のトラブルに注意
- 繊細な体質のため、化学物質や薬物に敏感
- ストレスや感情の混乱が続くと、風邪をひきやすい
子育ての注意点

月魚座の子どもは、感受性と想像力の塊のような存在です。
空想の世界に浸って1人でニコニコしていたり、目に見えない世界を大切にするなど、親のタイプによっては接し方に困ることがあるかもしれません。一種の霊感を持つ子も多いようです。
また感受性が豊かなあまり、他者の感情まで汲み取ってしまうので、心の中にはたくさんのカオスな感情(秩序がなく理解できない感情)が渦巻いています。
特に「悲しみの感情」は深く浸透し、まるで水が広がるように心全体を覆い尽くします。
1度泣き出すと、なかなか泣き止まず、感情を切り替えるのに時間がかかる傾向もあります。
多くの場合、月魚座の子どもは「自分の感情」の理由(出どころ)がわからず、感情を言葉にすることがとても苦手です。
明確な理由を求められたり、理解してもらえないと混乱して、余計に黙り込んでしまうことが多くなります。
自分の気持ちや存在が曖昧でも、「ありのままに受け入れてもらえる」と感じられると、安心感を覚えます。
本来とても甘えん坊なので、なるべく放任せずに、ただただ一緒にいてあげてください。
親の明るさとスキンシップが、何より「心の栄養」になる子たちです。
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おまけ*月「魚座」の実例

私の母が月「魚座」です。
私が親子鑑定をやると決めた最大の理由は、やはり自分自身の親子関係がベースにあるので、母について少し書いてみようと思います。
私の母は、自分の父親の顔すら知らず、貧しい家庭で育ちました。
3姉妹の末っ子で、姉2人とは年も離れていたため、幼い頃から1人で過ごす時間が長かったそうです。
私は物心つく前から度々、いわゆる「母の身の上話」を聞かされていました。
母は、とても美しい人でした。
見た目の美しさもありますが、それこそ魚座的な奉仕の心を持っていたので、
白杖を持っている方を道案内したり、困っている人に付き添って目的地まで同行したり、迷子の子どもを保護したり‥
幼い頃の私にとって母は、まるで聖母マリアのような「純粋なる母性愛の象徴」
母の博愛精神は、私の誇りでもありました。
━ そう、幼い頃の私は、とても母が好きでした‥
だからその気持ちが続く間は、母の望む理想の子どもでいようと、努力し続けたのだと思います。
*
本当の意味で、私が「母」を理解したのは、占星術を学び、月魚座について知った「今」なのかもしれません。
魚座的な愛情・・とても感情的で、自分と他者との境界線が曖昧な「愛情」って、どのようなものを想像しますか?
自分と他者との境界線が曖昧な「無限の愛情」は、
時として、相手の人格や、相手の人生そのものを呑み込みます。
母はおそらく、誰よりも深い無限の愛を、私に注いでくれたのでしょう。
ですがそれは、ある時から私にとっては「呪いの言葉」となりました。
「良かれと思って」
・・その裏側に潜む、母本人すら無自覚の「感情」
それに気づいてしまったとき‥
私の世界から「色」が、少しずつ消えていくのを感じました。
*
私の母は、今も健在です。
母のことは恨んでいないし、過去を嘆く気持ちも今はありません。
ただ、私はずっと(占星術を学ぶつい最近まで)
本当の自分について分からないまま、長い時間を過ごしてきました。
そして、そのせいで多くの葛藤と、多くの失敗を積み重ねてしまいました。
私が親子鑑定をやると決めた最大の理由が、ここにあります。
*
子どもの幸せを願う親の愛情は、本当に計り知れない無限のエネルギーを持ちます。
その愛情が、子どもの個性に寄り添える形で注がれるように。
せっかく愛情があって、たくさんの時間とお金をかける余裕があるなら、親の「良かれと思って」が、親子双方にとっての明るい未来へ向かえるように。
「星」を使って、少しでもお手伝いできたなら、これほど嬉しいことはありません。
今までの私の経験が、少しでも誰かのお役に立てたら何よりです。
- ここに記したことは、何万人といる月魚座の一例です。
- 決して、全ての月魚座の方に当てはまる内容ではないことをご留意ください。
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