蟹座のエネルギーは、「感情的・共感的・保護的・家庭的・敏感・育成」といった性質を持ちます。
これが感情・無意識・母親などを表す「月の資質」に重なると、どうなるでしょう?
12星座の中で唯一、蟹座のルーラー(支配星)は「月」です。
つまり月蟹座とは、心がいつも「ホーム」にいるような状態なので、蟹座の性質を最も自然に、強く発揮できる配置となります。
中には月星座の特徴が全く当てはまらない~と感じる方もいると思いますが、まずは月星座について知ってもらえると嬉しいです。
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感情のパターン
月星座が「蟹座」の方は、豊かな感情と深い共感性を持つ、非常に愛情深くて優しいタイプです。
幼い頃から感受性が強く、良いことも悪いことも、深く心で感じ取ります。
感情が心に深く刻まれやすいので、1度感じた感情は持続しやすい傾向があります。
また共感力がとても高いため、他者の感情も自分のことのように感じやすいです。
月【かに座】反応パターン | |
![]() | ・純粋な喜びを全身で表現する ・安心した表情で満面の笑みを見せる ・抱きしめて喜びを分かち合おうとする |
![]() | ・1度泣き出すと、なかなか泣き止まない ・気持ちを切り替えるまでに時間がかかる ・誰かに寄り添ってもらうことで安心する ・感情が心の中に長く留まる傾向 |
![]() | ・直接的な攻撃性より、態度で示すことが多い (不機嫌になる、拗ねる、引きこもるなど) ・感情が傷つけられることに敏感 ・心の中で怒りが長く続くことも |
安心感の源
蟹座は家族や身近な人たちをとても大事にするので、無条件の愛情と安心感が得られる人(特に母親)のそばにいる時に最も安心します。
また胃を満たし、心身を温める食事や飲み物がある状況が、本能的な安心感に繋がります。
母性本能が強いため、誰かを守ったり、世話をする役割を担うことで、安心感を得ることもあります。ペットを飼うなども情緒安定につながります。
- 温かく、愛情深い家庭環境
- 親からの無条件の愛情と抱擁(ハグ)
- 慣れ親しんだ場所や人
無意識の習慣
新しい環境や見知らぬ人への警戒心が強く、自分を守ろうとする姿勢(防御もしくは攻撃性)を見せることがあります。
また感情の揺れが顔や態度に表れやすいので、本人は隠しているつもりでも、周囲には気持ちがバレバレだったりします。
無意識のうちに年下や弱い立場の人の世話を焼いたり、心配したりする傾向もあります。
- 親の顔色を伺う
- 感情を内に秘める(特にネガティブな感情)
- 人や物を守ろうとする本能的な行動
月「蟹座」の子ども
蟹座は感受性が非常に高く、周囲の気配や空気、特に家族のちょっとした表情の変化にとても敏感です。
些細なことで泣いたり、気持ちが揺れるとしたら、それは「感じる力が強い」から。
こんな風に気持ちを否定されると、大人が想像する以上に深く傷つき、心を閉ざしてしまうことがあります。
しつこいくらい何度でも、「いつでもあなたの味方だよ」と伝えてあげてください。
それが、何より心の安心につながります。
他者からの影響
他者からの影響は、極めて受けやすいタイプです。まるでスポンジのように周囲の感情を吸収し、他者の感情にも強く同調しがちです。
良い雰囲気の中では安心しますが、ネガティブな感情や争いの場では、非常に強いストレスを感じます。
特に、自分が大切にしている人(家族や親しい友人)の感情には最も強く影響を受けるので、注意が必要です。
月蟹座がもつ豊かな感情と深い共感性は、とても素晴らしい資質です。
自分自身の感情を健全に守り、自分の気持ちをコントロールする方法を学ぶことが、健やかな成長にとって非常に重要となります。
- 周囲の感情や雰囲気を最も強く吸収する
- ネガティブな感情に触れると、自分まで気分が悪くなる
- 親の気分に大きく左右される
身体の不調の傾向
感受性が豊かで共感力が高い反面、感情の起伏が激しく、ストレスを内面に溜め込みやすい傾向があります。
ストレスや感情的な動揺は「胃腸」に影響しやすく、胃痛・下痢・便秘など、消化器系のトラブルを抱えやすいです。
また体内の水分バランスに影響が出やすく、むくみ(特に手足や顔)、冷え性を抱えやすい傾向もあります。(冷たい飲み物、塩分の摂りすぎには注意!)
身体の不調が、不安やストレスのサインであることが多いので、子どもが体調不良を訴えた時は、単なる身体的な問題として片付けずに「何か不安なことはないかな?」「最近何か変わったことはあったかな?」と、心の状態にも目を向けてあげてください。
特に幼い頃(乳幼児〜学童期)は本人も無自覚のため、胃がキリキリしたり、食欲がなくなったり、逆に「ヤケ食い」をしてしまったり・・単なる下痢や便秘の裏にも、何かしらの感情が隠れているかもしれません。
- 心配事やストレスが胃腸の不調に直結しやすい
- 体質的に水太りしやすい傾向
- 感情的な抑圧が、胸のつかえとして現れることも
子育ての注意点
*月は「記憶」を司り、特に「感情と結びついた記憶力」に優れています。
月蟹座の子どもは記憶力が良く、共感力も高いことから、国語が得意で中学受験に向く傾向があります。
物語の登場人物の気持ちや、歴史上の出来事の背景にある人々の感情などを深く感じ取り、記憶として定着しやすいのです。(他の天体との関係もあります。必ずではありません!)
一方で、感受性が強いぶん「感情の波」が大きく、それが学習に影響しがちです。
また、論理的思考や抽象的な概念を扱う理数系は、得意不得意が分かれることもあります。
親の期待に応えようと必死に頑張るかもしれませんが、その努力は「親に喜んでほしい」という純粋な想いがベースにあることを、どうか忘れないであげてください。
こんな言い方をされると、親を喜ばせたくて頑張っていた子どもはとても傷つきます。
そしてストレスや不安を感じると、ダイレクトに学習意欲の低下につながります。
月蟹座の子は特に、安心できる環境で、子どもの気持ちをケアするサポートが最も重要になります。
NGワード
月蟹座の子に対して、子どもの愛情を試す質問、親の感情的な責任を負わせる発言は、本当に控えた方がいいです。
たとえ大人にとっては冗談のつもりで深い意味はなくても、不必要な罪悪感を抱かせ、極度の不安を与えかねません。
また、もともとネガティブな感情を表すことに苦手意識があるので、感情を否定するような言葉は「感情を内に秘める癖」を強化してしまいます。ご注意ください。
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NG行動
月蟹座にとって「親との絆」は絶対的な安心感の基盤です。親がストレスを抱えていたり、家庭内が不安定だと、心身に影響が出やすいのは先に述べた通り…。
家庭内の雰囲気も含めて、子どもの「居場所」を守ってあげることが1番大切になります。
- 無視したり、急に冷たい態度を取る
- 家庭内の不和や争いを、頻繁に見せる
- 話してくれた秘密を、他の人に漏らす
月蟹座は、とても身内思いで優しい資質を持ち、「分かってもらえる」ことが何より心の栄養になる子たち。
日々の生活の中で、笑顔や感謝の気持ちをお互いに共有できれば十分です!
おまけ*月「蟹座」の実例
以前、親子鑑定の記事にも書きましたが、私が占星術を学ぶキッカケをつくってくれたのは、月星座が「蟹座」の娘です。
娘は月だけでなく、太陽も蟹座にあるためか、今回の記事に書かせてもらった内容はほぼ全て当てはまります。
「当てはまる」どころか、「娘そのもの」といった感覚です。
ですが・・
占星術を学ぶまで、私は娘の本質を半分も理解できていませんでした。
そんな想いを噛みしめながら、自分と同じ想いをする方が1人でも減ることを願って、今回の記事をまとめました。
グルテンフリーも占星術も、子どもたちが私に運んできてくれた「ギフト」だと、今しみじみ感じています。
占星術とグルテンフリーを!!
ホロスコープは、私たちの人生に有益なアドバイスやヒントを与えてくれる叡智…古代の人々から受け継がれてきた「羅針盤」のようなもの。
未来を予測し、自分や大切な人を「深く理解するためのツール」だと私は確信しています。
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