双子座のエネルギーは、「好奇心旺盛・知的・コミュニケーション・変化・多角的」といった性質を持ちます。
これが感情・無意識・母親などを表す「月の資質」に重なると、どうなるでしょう?
双子座は名前の通り、対照的な2つの性質を併せ持ちます。
「熱中しているようで、どこか冷めた視点」
「明るく社交的な一面」と「クールで神経質な内面」
その場のノリや雰囲気に合わせることもできますが、実は内面はデリケートで、本心をあまり口にしない…など、両極端な性質を持ちます。
これは決してネガティブな意味での「裏表」ではなく、多角的な視点や適応力、そして軽やかな知性という、ユニークで素晴らしい才能の表れです!
中には月星座の特徴が全く当てはまらない~と感じる方もいると思いますが、まずは月星座について知ってもらえると嬉しいです。
感情のパターン
月星座が「双子座」の方は、感情が次々と移り変わり、喜怒哀楽が頻繁に入れ替わる特徴を持ちます。
これは「切り替えが早い」「引きずらない」「客観的に感情を分析できる」というポジティブな側面でもありますが、見方によっては「気分屋」「感情の起伏が激しい人」と映ることもあります。
感情を「情報」として論理的に分析したり、言葉で表現しようとする傾向が強く、自分の感情と深く向き合うことが苦手だったりします。
【双子座】感情の反応パターン | |
![]() | ・言葉やジェスチャーで活発に表す ・マシンガンのように話す ・身振り手振りを交えて伝える |
![]() | ・言葉で悲しみや不満を説明しようとする ・泣いても、比較的早く泣き止む ・状況を理解しようと頑張る ・急にケロっと元通りに見えることも |
![]() | ・怒りも言葉で表現することが多い ・口論や理屈で相手を言い負かそうとする ・皮肉を言ったり情報を武器にすることも |
安心感の源
新しい知識やスキルを学べる場所が「安全基地」となります。図書館、科学館、習いごとの教室など、興味があることを自由に学べると心が喜び元気になります。
逆に、厳しく管理されたり、1つのことを強制されると息苦しさを感じます。
人との会話を通して学ぶタイプなので、身近に「情報を交換できる人」がいることが重要です。
- 常に新しい情報や刺激があること
- たくさんおしゃべりできること
- 束縛されない自由な環境
無意識の習慣
興味の対象がコロコロと移り変わるので、無意識のうちに、複数のことを同時にこなそうとする傾向があります。
これは、「時間を節約するための行動」とは意図が異なり、もっと無意識的で、双子座のナチュラルな欲求がベースにあります。
シンプルに説明すると「変化や刺激が好きで、退屈が苦手だから・・気がつくとマルチタスクに活動してる」といった感じです。
また得た情報を「言葉」で理解しようとする傾向が強いため、独り言や質問が多くなりがちです。
- よくしゃべる(独り言が多い)
- あちこち動き回る(落ち着きがなく見えることも)
- 好奇心が旺盛で、質問が多い
- 複数のことを同時にしたがる
月「双子座」の子ども
双子座には飽きっぽい性質があり、興味の対象がコロコロと移り変わります。
そこを責められると、大人になっても心の傷(トラウマ)として残ってしまいます。
本人には全く悪気がないので、ポジティブに受け入れてもらえると、心の安定に繋がります。
大人になるまでに、1つのことにじっくり取り組む経験は重要なので、特に強い興味を示したことを、長く続けられるようにサポートしてあげられるとベストです。
他者からの影響
相手の言葉やジェスチャーから情報を読み取り、周囲の感情や雰囲気を敏感に察知する能力が高いです。
ただし双子座は、空気は読めても「感情そのもの」に同調しているわけではないので、「感情」の取り扱いは苦手な傾向があります。
例えば、目の前の相手が「怒ってるな」「悲しいんだな」という情報はキャッチしても、なぜ怒っているのか、なぜ悲しいかまでは理解できなかったり…(もちろん全員ではありません!)
また双子を象徴するかのように、2つの異なる意見や情報に触れると、どちらにも共感しやすく、考えが揺れ動いて優柔不断に見えることがあります。
- 話しかけられると、すぐに反応する
- おもしろい話や情報にすぐに飛びつく
- 場の雰囲気より、言葉や情報に強く影響される
身体の不調の傾向
季節の変わり目や寒暖差の激しい時期は、健康管理に注意です。
特に呼吸器系が弱いので、動き回って疲れたり、情報過多で神経が興奮したりすると、免疫が落ちて風邪をひきやすくなります。
また明るく社交的に見えても、内面は繊細だったりするので、メンタル的なストレスが不眠やイライラに繋がることもあります。
手の震えや手指のトラブルが見られたときは、特に注意して心身の休息に努めてください。
- 気管支が弱いので、喉から風邪をひきやすい
- 疲れると呼吸器系が弱りやすい
- 実はデリケートで神経バランスを崩しやすい
子育ての注意点
月双子座の子どもは、特に男の子だと「動き回る」「座っていられない」「片付けない」など、幼少期に叱られることが多い傾向があります。(女の子は、とにかくおしゃべりが多い。もちろん性別逆の場合もあります!)
ですがコレは、双子座のもつ「個性」の1つです。
双子座は人一倍、知性と好奇心が旺盛で、とにかく色々なことをやりたい!知りたい!シンプルにそれだけ!
ADHD(注意欠陥性障害)のグレーゾーンを疑われるお子さんには、太陽か月が「双子座」「射手座」にある子が多いのですが…
なんて早々に決めつけず、どうか子どもの可能性を信じてあげて欲しいです。
『生かすも殺すも親次第』とは、まさにこのこと!
NGワード
おしゃべりを遮られたり、質問や興味をかるく扱われ続けると、少しずつ会話する意欲を失っていきます。
また飽きっぽく見えるのも多才な興味の裏返しなので、それを否定され続けると、徐々に「探求心」そのものを失ってしまうので要注意です。
質問が多く、会話に付き合うのは大変かもしれませんが、なるべく仕事の手を止めて子どもの「なぜ?」に応えてあげてください。
- 「うるさい!」「黙ってなさい!」
- 「何をやっても続かない子」「最後までやり遂げなさい」
- 「そんなのどうでもいいでしょ」
NG行動
コミュニケーションが不足すると、内向的な性格に変わってしまったり、落ち着きがなくなる傾向があります。
特に母親との日常会話が足りていないと、欲求不満が募り、土台となる信頼関係を損ねてしまうのでご注意ください。(思春期以降に影響大です)
- テレビやゲームばかりさせて、会話や外遊びの機会を奪う
- 子どもが話しかけてきた時に「後でね」と後回しにして、結局聞かない
- 常に同じルーティンや遊びを強制して、新しい刺激や変化を与えない
おまけ*月「双子座」の実例
実は私自身が月双子座なので、この記事は書きながらグサグサ刺さりました。
思い返すと子どもの頃、親からは「何をやっても続かない子」と呆れられていましたし、授業中は友だちとしゃべってばかりで、いつも先生に怒られていました。
実際、言葉から受ける影響はとても大きく、「言葉」で人を好きになるし、「言葉」で相手を嫌いになる…
嬉しい出来事も、傷ついた思い出も、相手の言葉が「深く」自分の中に残っています。
中でも衝撃だったのは、
「自分の感情と深く向き合うことが苦手で、1つの感情に長く留まることが難しい」と知った点…
確かに私は、自分の感情にフタをする癖があると思います。
- 悲しみに「長く」浸れない
- 喜びも怒りも「持続」できない
こんな風に書くと、まるで心がロボットみたいな印象を与えるかも?しれませんが、それとはニュアンスが違うんですよね。
例えば、本当に悲しいときも(失恋の直後とか)「平気そう」に見られたり、すごく大変なときに「元気そう」と言われたり。
ドラマによくある「復讐心に燃えて何年間も準備する…」みたいなことも、絶対に無理です。
もしも怒りを持続してエネルギーに変えられたら、人生もっと“イージーモード”で進めたんじゃないかと思うくらい(!)
良く言えば「気持ちの切り替えが早い」となりますが、実際は「未消化のまま、感情が自動的に切り替わってしまう」という表現の方がピッタリくる感じがします。
なので未消化の感情の蓋が、小さなキッカケで突然開いてしまう‥
なんてことも、占星術を学ぶまでは起きがちでした。
あと風邪は必ず喉からひくし、テレビやネットの情報をすぐに試して失敗‥(!)も、家族が呆れるほど繰り返してきたので・・
私の場合は月が他の惑星とアスペクトをとっているので、また別の側面も持っていますが、それにしてもホロスコープって、本当に奥が深くて不思議です。
生涯変わらない、ある意味…何よりも「自分の個性を表す記号」が記されているとして、自分のホロスコープに何が書かれているか、知りたくないですか?
理解不能な乳幼児期の子どもを「月の年齢域」で読み解きます。 うちの子は宇宙人…?! この子はまるで怪獣みたい!手がつけられない… そんな風に感じた経験がある方は必見です! まずは月のサインが示す1番ベーシックな要素のみを[…]