理解不能な乳幼児期の子どもを「月の年齢域」で読み解きます。
そんな風に感じた経験がある方は必見です!
まずは月のサインが示す1番ベーシックな要素のみをお伝えするので、「うちの子には当てはまらないなー」と感じる方もいるかもしれません。
実際、うちの息子は月星座「しし座」ですが、人見知り&シャイ&あがり症で、「しし座」のイメージとは真逆の幼稚園生活を送りました。
この期間は、インナーチャイルドが育つ大切な時期でもあるので、子どもの「月星座」を理解することは本当にオススメです。
まずは騙されたと思って、お子様の「月星座」の特徴を知ってもらえると嬉しいです。
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月星座は、無料ホロスコープ作成サイトを経由すればどこでも出せますが、その中でも最も簡単で、直感的な方法をご紹介します。 一般的に月星座を出すには、生まれた時間と場所の情報が必要ですが、出生時刻がわからない場合の出し方と、注意点もあわせ[…]
この記事の目次
月の年齢域とは?
「年齢域」は、伝統占星術より伝わる考え方の1つです。
人生の各時期における主要なテーマや発達課題を、惑星のもつイメージや性質と関連づけて考えます。
月の年齢領域は0~7歳で、誕生~小学校に入学する頃までの時期にあたります。
子どもはこの時期に、母親(または主要な養育者)との関係を通じて、基本的な安心感や信頼感を育みます。
「月の年齢域」をどのように過ごしたかは、心理学的な側面からも人格形成の根幹となる非常に重要な時期と捉えられ、その後の人生における「心の安定」に大きく影響すると考えられています。
月は「安心感」を表す天体なので、心がリラックスした状態のときに「月の特徴」がもっとも現れ、それは大人になった後も「感情のパターン」として残ります。
- ◆ 月の年齢域をもっと読む
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月の年齢域に現れやすい特徴
月のサインや配置を知ることで、感情や無意識の反応を知る重要な手がかりが得られます。
- 基本的な感情の反応パターン
嬉しい時の表現や悲しい時の対処など、感情の基礎的な反応の傾向 - 安心感を覚える環境や状況
安心できる場所や人に対する、個人的な「安全基地」の感覚 - 無意識の習慣や行動パターン
特に意識することなく、繰り返してしまう行動や癖 - 他者からの影響の受けやすさ
周囲の感情や雰囲気を敏感に察知し、影響を受けやすいかどうか
月の年齢域の課題
月の年齢域に、身近な人からの愛情や安心感をしっかり感じられずに育つと、下記の状態が出やすいと考えられています。
- 安心感の欠如
幼少期の養育環境や経験によって、根源的な安心感や自己肯定感が育まれなかった場合 - 情緒不安定
気分の波が激しい、感情のコントロールが難しいといった傾向 - 依存的な傾向
常に誰かに頼りたい、一人でいることに不安を感じやすいといったパターン - 過去のトラウマ
幼少期の辛い経験が、その後の感情面や人間関係に影響を与える可能性
「愛情不足で育った」は本当?
子どもに上記の傾向が現れると、すぐに「自分の子どもに対する愛情不足」を疑ってしまう方がいるかもしれませんが、それは時期尚早!
多くの場合、親の示した愛情が「子どもが受け取れる(求める)形の愛情ではなかった」というすれ違いが原因だったりします。子どもが親に求める愛情は、子どもによってもさまざまだからです。
子どもの「月」を理解すると、その子が求める愛情の形がわかりますよ! - 基本的な感情の反応パターン
月星座「牡羊座」の子育て
ストレートなエネルギーに満ちあふれ、好奇心旺盛で向こう見ず…まるで小動物のように純粋な本能と瞬発力で世界を体験しているのが月「牡羊座」の子です。
「牡羊座」の子が持つ活発さや正直さは大きな魅力ですが、感情のコントロールや他者との協調性を学ぶことが、今後の大事な成長課題になります。
1番になりたい気持ちを肯定して、自主性を育てる
月牡羊座の子どもは、誰よりも先に、誰よりも速く、そして1番になることに心の喜びと安心感を見出します。
これは彼らの行動力やリーダーシップの源ですが、認められないと不満や怒りにつながったり、無理にでも注目を集めようとしたりすることがあります。
- 「自分でやりたい!」という子どもの気持ちを尊重し、多少時間がかかっても、安全が確保できる範囲でまずはやらせてみる
- 「よく挑戦したね!」「新しいことを始めてすごいね!」と、行動そのものや、勇気を出したことを具体的に褒める
- 勝ち負けにこだわるのではなく、努力や成長の喜びも伝える
感情の爆発を受け止め、表現をサポートする
月牡羊座の子どもは、感情が非常にストレートで、思ったことをすぐに表現します。
特に怒りや不満は、瞬間的に爆発するように現れることがありますが、これは溜め込まずに発散しようとする本能的な反応です。
一方で、この衝動的な感情表現が、周りとの摩擦を生む原因にもなりえます。
- 怒ったり泣いたりしても、頭ごなしにりつけずに「悔しいね、悲しいね」と感情を受けとめ、気持ちを代弁してあげる
- 少し落ち着いたら「何が嫌だったの?」「どうしてそんなに怒ったの?」と、自分の感情を言葉にする練習を促す
- 「怒るのはよいけど、人を叩くのはダメだよね」と、感情を持つことはOK、感情のまま行動することはNG、と違いを伝える
冒険心を尊重しつつ、安全と計画性を育てる
月牡羊座の子どもは、新しいことや挑戦、冒険が大好きです。考えるより先に体が動くことが多く、怖いもの知らずな一面もあります。
この行動力は成長の大きな原動力ですが、無謀な行動に出てしまうと、怪我をしたり、トラブルに巻き込まれたりするリスクもあります。
- 「やってみたい!」「あそこに行ってみたい!」という冒険心や好奇心を応援して、実際に体験させてあげる
- 危険な場所や行動は「これは絶対にダメ!」と毅然とした態度で伝えて、簡潔に理由を説明する
- 「これをしたら、どうなると思う?」「何か準備するものはあるかな?」と問いかけ、考える習慣を少しずつ身につける
月星座「牡牛座」の子育て
月「牡牛座」の子どもは、安定と心地よさを何よりも求める、穏やかで五感に優れたタイプです。
「牡牛座」の子が持つ忍耐力と実直さは素晴らしい資質ですが、新しい変化への適応や、感情を適切に表現する方法を学ぶことが、今後の成長にとって重要となるでしょう。
五感を満たす「心地よさ」と、安定した環境を保つ
月牡牛座の子どもは、肌触りの良いもの、美味しい食べ物、心地よい音、美しいものなど、五感で感じられる「快適さ」の中に究極の安心感を見出します。
また、変化を嫌い、慣れ親しんだ安定した環境が心の基盤となります。この感覚的なニーズが満たされないと、不機嫌になったり、頑固になったり、不安を感じやすくなります。
- 肌触りの良い毛布や衣類、心地よい抱き枕を用意し、素材の味がしっかりする美味しい食事や飲み物をリラックスした雰囲気で提供する
- ごちゃごちゃ乱雑な場所や、騒がしい音はなるべく避けて、視覚・聴覚・嗅覚にも配慮した環境を整える
- しっかり生活習慣のパターンを決めて、いつもと同じ場所や人との関わりを大切にする
- 引っ越しや転校など、新しい環境になる移るときは、特に気をつけて見てあげることが必要です。
頑固さの裏にある「安心への欲求」を理解してあげる
月牡牛座の子どもは、一度決めたことや慣れたものに対して強い執着を見せ、変化を嫌うので非常に「頑固」に見えることがあります。
しかし、これは本人にとっての「安心」を確保するための無意識の行動です。強制されたり、急かされたりすると、さらに意固地になることがあります。
- 新しいことへの適応や意見を変えるには時間がかかるので、急がせずに本人が納得するまでじっくり待つ
- 頑固になっている時は「自分で決めるために感じている時間」と理解して、自分で選ぶ余白をあげる
- 無理に動かそうとせず、信頼して見守り、親が揺るぎない存在として「安全基地」になる
所有欲や美意識を肯定し、共有する喜びを教える
月牡牛座の子どもは、自分のお気に入りのオモチャや大切なものに対して、強い所有欲を示すことがあります。
これは、安心感や充足感に繋がるためですが、時に独占欲が強すぎたり、他者と共有することを嫌がったりする原因にもなります。
また、美意識が高く、見た目や質にこだわりを持つ傾向があります。
- お気に入りのオモチャや持ち物を、勝手に片付けたり捨てたりしない
- 「みんなで使うと楽しいね」「貸してくれてありがとう」と伝えて、共有する喜びや感謝される経験を積み重ねる
- キレイな絵本、質の良いオモチャ、美しい音楽、大自然の景色など「美意識」を刺激する機会をたくさんつくる
月星座「双子座」の子育て
知的好奇心とコミュニケーション能力に恵まれ、非常に活発で順応性のある子が月「双子座」には多いです。
「双子座」の子が持つ聡明さと自由な精神は素晴らしい資質ですが、その反面、感情の深さや持続性には課題を抱えることがあり、1つのことにじっくり取り組む経験が、成長の過程では重要となるでしょう。
知的好奇心を刺激し、多様な学ぶ機会を与える
月双子座の子どもは、新しい情報や知識、変化に敏感で、常に知的な刺激を求めています。
彼らにとっての安心感は、常に新しいことを知り、試せる環境にあります。
単調な学習や、1つのことにじっくり取り組むことを強制されるとすぐに飽きてしまい、欲求不満を感じる傾向があります。
- 子どもの質問や興味は、面倒がらずに一緒に調べたり考えたりする時間を作る
- 図書館、科学館、動物園、様々なジャンルの絵本や図鑑、教育番組など、幅広い情報に触れる機会を提供する
- 強制される勉強ではなく、ゲーム感覚で学べるパズルや知的玩具など「知るって楽しい」と思える工夫をする
活発なコミュニケーションを促し「言葉の力」を育む
月双子座の子どもは、言葉やコミュニケーションを通じて世界を理解し、安心感を得ます。
おしゃべりが大好きで、常に誰かと話していたい、自分の考えを伝えたいという欲求が強いです。
この欲求が満たされないと、ストレスを感じたり、気持ちが不安定になったりすることがあります。
- 「今日あったこと」や「今考えていること」など、些細なことでも話せる雰囲気をつくる
- 絵本の読み聞かせや自分で本を読む習慣を促し、語彙力や表現力を豊かに育む
- 友達や家族との間で意見交換の機会を設け、多様な考え方があることを自然に学べる環境をつくる
変化と自由を尊重し、安心感の中で適応力を養う
月双子座の子どもは、変化や新しい刺激を好み、1つの場所にじっとしていることを苦手とします。自由に行動し、様々なことを試せる環境に安心感を覚えます。
しかし、あまりに変化が激しすぎたり、安定感が欠如したりすると、今度は不安や落ち着きのなさにつながることがあります。
- 時々遊び場を変えたり、新しい体験をしたり、生活の中に適度な変化を取り入れる
- 「どっちで遊びたい?」など選択肢を与えて、自分で選ぶ自由を感じさせてあげる
- 変化を好む一方で、安定した「安全基地」を求める気持ちもあるので、親がいつでも受け止めてくれる安心感を与える